当社グループは、
持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のための実効的なコーポレート・ガバナンス体制を確立し、株主をはじめとする全てのステークホルダーからの信頼に応え、社会的責任を果たすことを目標とします。
そのため、経営環境の変化に対する迅速・果断な意思決定を図るとともに、適時・適切な情報開示を進め、経営の透明・公正性の向上を実現します。
また、当社グループの使命である、社是「企業の永続と繁栄」「個人の幸福と人格の向上」「業を通じて社会に奉仕する」と企業理念「Sportunity：スポーツを通じて、地域社会に喜びと健康やふれあいの機会を提供し、調和をもたらす」のもと、ビジョンである「社会に新しい価値を創造するスポーツ＆ライフスタイル企業」の実現を目指します。
ゼット株式会社は統治機構として「監査等委員会設置会社」の形態を採用しています。これは、監査機能を担う監査等委員会にも取締役として議決権が与えられるため、さらなる監査・監督機能の強化が図られ、当社における意志決定や内部牽制の面で非常に効果的なためです。なお、当社のコーポレート・ガバナンス体制は以下図の通りです。
当社グループは、コンプライアンスの基本原則である「ガバナンス」への基本方針と、取締役・社員への具体的な指針として制定している「倫理規範」「行動規範」を通じて、取締役および社員がコンプライアンスを自らの問題としてとらえ、職務執行に当たるよう指導しています。また、ゼット株式会社において顧問弁護士もアドバイザーとして出席する「企業倫理委員会」を定期的に開催し、当社グループのコンプライアンス体制の整備と問題点の把握に努めています。内部通報手段としては、社内外窓口の設置により、秘密厳守かつ通報者が不利益な扱いを被らないような体制を整えています。
当社グループのリスク管理につきましては、ゼット株式会社において「リスク管理委員会」を定期的に開催し、その中で主要部門と子会社別にリスク管理責任者を決定するとともに、それぞれのリスクの洗い出しを行い、経営に与える影響を検討した上で、
その予防策や発生時の対応を定めることによって、当社グループの横断的なリスク管理体制の整備と問題点の把握に努めています。
また、グループ全体としてより広範なリスクへの対応力を強化するため、必要に応じて顧問弁護士のアドバイスを受けられる体制を確立しています。
ゼット株式会社における取締役会は、経験や専門知識などのバックグラウンドが異なる社内外取締役で構成されています。毎月1回の定例取締役会に加え、必要に応じて臨時取締役会を開催し、重要事項の決議や業務執行状況に関する報告などを実施しています。また、各取締役は業務執行上の重要な会議にも必要に応じて出席し、経営上の課題や計画の進捗状況などを把握し、常に経営判断に反映させています。なお、経営環境の変化に迅速かつ柔軟に対応し、意思決定の迅速化や業務遂行の効率化を図るとともに、業務遂行の責任を明確化するため、当社は執行役員制度を導入しています。
ゼット株式会社における監査等委員会は、常勤の監査等委員1名、非常勤の監査等委員2名（社外監査等委員）の3名で構成され、
2ヵ月に1回の定例監査等委員会に加え、必要に応じて臨時監査等委員会を開催しています。また、監査等委員である取締役は、
取締役会やグループ経営会議、その他重要な会議に出席することなどによって、他の取締役の職務執行状況や、当社グループ全体の業務・財政状況などを監査するとともに、会計監査人との相互連携を密にすることで、監査の実効性の充実を図っています。
