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Thule Magazine vol.11 SNSクリエイター秋山 瑛希Eiki Akiyama

1998年4月1日生まれ 千葉県出身。
海外滞在歴が長く、日本人視点と外国人視点を取り入れたクリエイティブが持ち味のバイリンガル映像クリエイター。SONYをはじめとする大手企業映像制作案件やトラベル系の動画制作事業の実績が多数。映像を通してより多くの人が自分の「好き」を追求できるよう日々発信を続けている。

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清い生き方を
人に示したい

生い立ちから今のお仕事に至るまでの経緯を教えてください

-生まれは日本なんですけど、親の転勤で幼いころからイギリスに住んでいました。
中学生になるころには日本へ戻り、そこからはインターナショナルスクールで勉強していました。その頃から、「インディージョーンズ」「パイレーツオブカリビアン カリブの海賊」などの映画が大好きで、ワクワクがとまらない映像に影響を受けていました。また、僕の憧れでもあるフォトグラファーのChris Burkard(クリス・バカード)からも大きな影響を受けています。
大学は早稲田大学に入学したのですが、入学当初から一つ決めていたことがありました。それは大学4年間の間にやりたいことを一つ見つけることでした。その結果、YouTubeでバックパッカーの動画に出会い、それだ!となったんです。
それから2年間は旅と映像にすべてをつぎ込みました。アフリカを縦断したり、キリマンジャロを登頂したり、とにかく色んな世界を見たかった。
4年生からは本格的に映像を仕事にしていく必要があったので、フリーランスとして働きました。やっていくうちに、次から次へとお仕事の依頼が増えていきました。

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卒業して、社会人経験もゼロでいきなりフリーランスとしての仕事はどうやって獲得していったのですか?

-友人がベンチャーの制作会社の社長を紹介してくださったんです。そちらの会社がタレントさんとの繋がりがあり、大きな案件が多かったので様々な経験ができたというのがきっかけです。今は仕事のスケールも上がって、毎月アウトドアを楽しみながら仕事をやっています。

現在のお仕事の内容と今のお仕事に対してのモチベーションについて教えてください

-映像制作、SNSの運用、マーケティング支援、YouTubeです。僕にとってのライフワークはYouTubeで、ライスワークはそれ以外ですね。ちょうど今年からはメンバー4人と会社をはじめたので、様々なメンバーとの会話がある中で変化もあって楽しいです。

今回THULEのムービーを制作いただきましたが、撮影のストーリーを教えてください

-制作自体は7日間かけましたね。3日間はロケハンで、残りの4日間は撮影でした。1日200kmくらいの距離を走ってロケハンしていました。地図ではでてこない場所です。人がいなくてドローンが飛ばせる場所をめちゃくちゃ探しました。だから場所はあまり教えたくないな(笑)
友人2人と楽しく遊びながら撮影出来たので最高でした。ただ、とてもハプニングが多かったです。山での撮影が多かったので、ものすごいスコールに襲われたり、機材の調子がいきなり悪くなったりと、すごい不思議な1週間でした。ここまで運が悪いのは初めてだったので。でも僕含めメンバーはみんな自然が大好きですし、コントロールできない自然を相手にしていることは承知なので、その中で出来ることだけを考えて楽しみました。もっと時間があったら、もっといろいろ撮影できたのにな。人生でなかなか経験することのないロケーションで、希少性を感じられる動画を撮りたかった。
THULEにとってもダイナミックな動画がなかったので自分の作った動画でTHULEのチームを驚かせたいなって思いました。場所だけでなく、シーンも大事。フェリーに乗って、目の前で帆をあげるシーンの映像が撮れたり、普段なかなか体験できない、見ることができない映像が撮れたと思っています。

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THULEの製品を使ってみての感想

-まず初めて触ってみたときに、「良いやつじゃん」ってなりました。(笑)
僕が一番驚いたのはその生地感と機能性です。ダッフルバッグって人生で初めて使ったんですが、実際に使ってみて、70Lは2泊3日の撮影旅にはぴったりでしたし、ポケットの仕様やハンドル、開閉口などの作りも知恵が詰まったバッグだと感心しました。ダッフルは基本、背負っちゃいますね。手も空くし、カメラはもちろんですがいろいろ入れると20kgくらいになっちゃうので。背負い心地もすごく良かったです。今あるトレンドを追っているデザインが多い中で、バッグって選ぶのが難しいと思います。そんな中でTHULEは物知りな方々が作ったバッグなんだろうなって思い、久々、自分が欲しいと思いました。基本的に耐水機能がしっかりしているバッグはこのターポリン生地が多いと思うんですけれど、それを贅沢に使っていることにまず感動しました。
実際に使ってみると、ポケットの配置や、取り外し可能なストラップなど、本当に知恵を振り絞って作られたんだなと改めて驚きました。今は誰でもモノを作れる時代になったので、不明確で目的のない商品も多いと思います。モノがあふれすぎている状態ですね。でも、THULEのバッグはかなり細かく設計されているのが伝わりますし、あらゆるユーザーの課題を深堀ったんだなーと思いました。
あと、バックパックは意外にスポーティー過ぎていないのが良かった。僕の私服にもマッチする。仕事上、バックパックはヘビーに使うし、サイズとデザインと質のバランスが重要。26Lって本気で動き回る僕にはちょうど良い。
PC、本、水筒、傘、ハードディスク、はたまたカメラや、レンズ、マイク、バッテリーとか本当に全部これに入っちゃう。キャパもよくて背負い心地も良い。
しいて言うなら、このターポリン生地が全部使ってあったらいいのに!って思います。そうなると値段が高くなりますね(笑)

今後の展望

-23歳で良い仲間や自分の天職と思える仕事に出会えて今僕は幸せです。ただ、まだ一つ成し遂げていないことがあります。それは、自分のミッションです。僕のミッションは映像でより多くの人の人生を救うことで、残りの人生をかけてそれを成せたらいいなと思っています。詳しく話すぎると哲学っぽくなるので割愛しますが、多くの人に人間本来の生き方を再認識してもらえたらと思います。
疲れたら、休めばいい。今やっていることが嫌いなら、やらなければいい。人生ってそこまで難しくないのに、人間が複雑にしているだけだと思います。
ただ、ずっと街にいるとそこを再発見するのが難しいことは承知です。だからこそ、僕は自分の活動を通して、もっと色々な人を自然に連れ戻したいですね。そこは今回のTHULEの動画のコンセプトとも丸かぶりですね。
あとは、日本のアウトドア業界の映像とかにもっとたくさん関わって、クリエイティブ面を盛り上げたいなと感じています。

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  • カメラ:Sony a7Siii
  • レンズ:Sony 16-35mm F2.8
  • レンズ:Sony Zeiss 55mm F1.8
  • カメラフィルター:NiSi ND Filter/PL Filter
  • パソコン:Macbook Pro 15inch
  • 時計:Apple Watch
  • 本:アルケミスト
  • 財布:Ridge Wallet
  • ヘアワックス:Aesop
  • 紅茶:Steven Smith Teamaker
  • 携帯:iPhone XS + iPhone SE
  • ヘッドフォン:Bose Noise-canceling headphones

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