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ASAI NANAMI

自分が開発した製品を実際に使用している場面を見ることが1番のやりがい

浅井 七洋
技術開発部 技術開発課
浅井 七洋

お仕事の内容について(部署全体の業務/担当されている業務など)

野球用品の設計・開発・研究を行うのが技術開発部員としての仕事で、大学を含む研究機関との共同研究や、シミュレーション解析を活用しながら行っています。私は主にバット開発担当として、金属製やFRP製バットの企画から設計・開発までを行っています。バットを設計する上で最も重要なのは性能です。進化させるために製品の仕様を見直したり、一から構造を考えて試作するなど検証を繰り返します。その中で、シミュレーション解析で設計案を絞ったり、共同研究で得られたデータを活用していきます。また、考案した構造が他社で特許を取得されていないかを調べたり、全く新しい構造や工法であれば特許を取得することも業務内容の一つです。

ゼットを就職先として選んだ動機は

私自身小学生の頃から野球をしており、様々な野球用品に触れてきました。特に高校時代に使用していたバットが当社のバットで、思い入れが深かったことから、「ZETTのバットを作りたい」と思い、入社を決めました。

入社して実感したこと(入社前と入社後のギャップなど)

「バットを作りたい」という思いで、大学ではバットに関する材料や表面加工の研究をしてきましたが、入社してから学ぶことが非常に多いです。また、技術開発部としてバット以外の用品についても携わることがありますが、それについてはほとんど1からの勉強になりましたし、今でも勉強中です。

仕事場や一緒に働いている方々の雰囲気(社風)について

野球用品のメーカーというイメージが強いのはその通りで、社員も全員ではありませんが野球経験者が多く基本的には活気のある雰囲気です。その中で技術開発部は開発部と併設されており、最も連携をとる機会が多いので報告・連絡・相談がしやすく、また、個人の席がブース型になっているので、集中して仕事に取り組めます。

仕事に対するやりがいは(最も嬉しかったことなど)

ものづくりをしている人に共通するとは思いますが、自分が考えて設計・開発した製品を実際にユーザー様が手に取って使用している場面を見ることが1番のやりがいです。基本的に翌年や翌々年に発売される製品に関する仕事を前倒しで進めていくので、入社1~2年目の時には自らが開発している感覚がそれほどありませんでしたが、3年目に実際に自分が携わった製品が世に出ているのを見て、初めて実感がわきました。

仕事の中で最も苦労していること

試作・検証を進めていく中で、毎回思うような結果が出てくるとは限りません。「理論上はもっと良いデータが得られるはずなのに・・・。」と悩むことが多々あります。仕様確定の期限までに良い結果が得られなければ、製品発表の延期にも繋がる状況の中で日々苦労しています。ただ、その分良い結果が得られた時には非常に大きな喜びを感じます。

1日のスケジュールについて

出社後、まずはメールの確認を行います。進めている試作・検証の結果等が届いた場合、その結果をもって次どうするのかを関係者と話し合い、再設計に入ります。自分自身で検証を行う際には実験室に足を運んだり、出張が必要な場合はその準備も行います。また、時期によっては得られたデータをパワーポイントにまとめるなど、プレゼンテーション用の資料を作成します。

仕事における、現状の課題や問題

まだまだ学ぶべき事が多いことです。例えばバットを作る上で必要不可欠な金型について。金型は一つ一つが高価で作るのにも時間がかかります。よって、新製品の試作を行う際にはできるだけ既存の金型を使いたいところですが、仕様によっては難しいと考えられる場合もあります。ところが、工場とやり取りをしていると上手く金型を使い回し、費用を抑える提案をしていただけることもあります。そういった提案をこちらからもできるよう、常に学ぶ姿勢が必要です。

将来の夢や目標について

当社の製品(特にバット)が硬式用・軟式用とも業界で確固たる地位を築くことができるようにするため、様々な野球用品の開発に必要不可欠な人材となることが目標です。また、会社の技術部門の社員としてもっと専門知識を身に付け、様々な製品の開発に活かしていきたいと考えています。

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